めるへんちっくアイドル横丁

老若男女、気になるアイドルについて

12/7、舞台フランケンシュタイン

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※千秋楽も終わったんで全力でネタバレしていきます。が、まともなレビューじゃないんですいません……ただの小学生の作文です……。










はじめての!!! グローブ座!!! 一人で行けるかなっ!!! ド〜レミッファッソ〜ラシッド〜!!! ド〜シラッソッファ〜ミレッド〜!!!
そんな感じでBBクイーンズを口ずさみつつ降りた大久保駅(新大久保の方が道がわかりやすい。ミスった)。ルンルン気分でまずは東京グローブ座の場所を確認。初めての場所は早めに行っておくタイプです。ザ・チキン。大久保駅からグローブ座まで40分彷徨ったのち(マジで不安になる距離)、噂の劇場に辿り着く。思った以上に小さくて、どこの町の文化会館ですかwwって感じだった。開場前だったのでまた通りに戻り、K-POPアイドルの関連ショップや韓国製化粧品店をうろうろして時間を潰すこと一時間。
劇場内に入り、パンフレットとグッズを買い、着席した私はたった二時間半でグローブ座に魂を抜かれた。





“今、自分はいったい何を見たんだろうか”





観劇直後のメモに書いてあった殴り書きの感情がまだ自分の内に燻っている。すごいものを見てしまった。あれはなんだったんだろう。言葉にするとわからないけれど、とにかく強烈だった。
舞台「フランケンシュタイン」を観に行ったのはV6の坂本昌行さんが出演するから、それ以外の理由はぶっちゃけありませんでした。そもそもこれは9nine川島海荷ちゃんが出る舞台「高校中パニック」にかけるはずの時間と予算でした。しかし、「高校中パニック」は前期の朝ドラでも話題のクドカンこと宮藤官九郎の脚本。海荷と関係なく人気公演なので私のようなゆるオタはチケットが取れなくて(確かにチケットそんなに頑張らなかったけど)、うみにー見れないならじゃあ諦めてV6の現場でも行くか、ってくらいで。この秋冬にV6メンバーのうち四人が舞台をやっていますが、その中から「フランケンシュタイン」を選んだのはV6と関係ない出演者にあまちゃんモーニング娘。の振り付けで有名な木下菜津子先生がいたからってくらいでした。
そんな「アイドル主演の舞台でアイドルを見る」という邪な欲望を掻き消したフランケンシュタイン。私が観に行った回は坂本昌行さんがヴィクター・フランケンシュタイン(博士)役、東山紀之さんがクリーチャー(怪物)役だった。怪物が悲しい。ひたすら悲しい。この物語は父と子の物語であり、男と女の物語であり、人間の愛の物語である!!!ってことが見えてきたあたり(クリーチャーが初めて人を殺したとこくらい)からボロボロ泣いてた。声が出ると迷惑なんで、大量にティッシュ使ってたけどかなりぐちゃぐちゃだったよ。クリーチャーはその醜さから生みの親であるヴィクターに捨てられた。何もわからないクリーチャーは愛されたかった。それなのにただ醜いというだけで誰からも虐げられる。ただ一人、クリーチャーに読み書きと考えること、生きるための知恵を教えてくれた老人にも裏切られた(とクリーチャーは感じた)。マジでここのクリーチャーがかわいそうでかわいそうで……あんなによくしてくれたおじいちゃんを殺せる怪物が悲しいし、そういう子に育ってしまったのはなんでだろうかと考えたら彼を醜く造ってしまったヴィクターのせいなんだろうな……ていうか美人に作れる技術があるならはじめからイケメンにしとけよヴィクター……。観てる側からすると生まれた時から知ってるんで、クリーチャーのこと。初めて立ったのも初めて言葉を覚えたのも初めて雪を見て大喜びしたのも知ってる。頭の一時間、ほんとに赤ちゃんのニコニコ成長ムービーだったからね。中の人が親と同い年なの本気で忘れてたよ。ヒガシすげー!!! まったく東山紀之に見えない。無邪気。さすがリアル子持ちだね!!! 赤ちゃんの動画をYouTubeで見てた坂本マーサとは違う!!!(※坂本クリーチャー観てません) なんとなくの印象だけど、ひがしさまのクリーチャーは賢そうだった。頭のいい子だし、だからこそ知識を身につけるといろんなことが見えてきてしまったんだろうな、と。学ぶということに貪欲で、自分は人より優れていると思いたいひがしさまのクリーチャー。逆に坂本さんのヴィクターは、あんまり……お世辞にも天才には……見えなかったよね……。
老人と家族がクリーチャーに殺されてからの後半は、クリーチャーがウィリアム(ヴィクターの弟)を殺し、ヴィクターは女クリーチャーを殺し、クリーチャーはその報復にエリザベス(ヴィクターの妻)を殺し、辛くなってきたあたりで終わった。女クリーチャーが殺されるところはカーテン越しで見えないんだけど、大きな音とべっとりとカーテンに赤い血が怖かった。ほんとお客さんにちびっこいなくてよかった。トラウマになるレベル。あとなんだろうなー……唯一、話から意識が離れた瞬間はクリーチャーがエリザベスをレイプするとこかな(笑) ひがしさまはあんな風にあの嫁と……って思っちゃったから芸能人同士の結婚やめてほしい(笑) すごいガンガン腰振ってたよ(笑) お話について今になって考えているのは、博士はエリザベスを愛したのかということ。ヴィクターは周りが見えなかっただけで本当はエリザベスをどうでもいいとは思っていなかったんだと思いたい。話と関係ないとこだと、使われてる音楽とダンスが面白いなーと思った。最初のクリーチャーが生まれるシーンで、いきなり大音量でビクッとしたし。ダンスは後からパンフレット読んだら、モーニング娘。とかの振り付けやってる木下菜津子先生が振り付けたそうで、なるほどな〜と。出演だけじゃなかったんだな〜。最近のモーニング娘。のダンス好きだけど、ああいう振り付けもやってる人なんだな! それを言語化できない自分残念。ヴィクターの坂本さんは三階からでもお顔がはっきりくっきり見えて、本当にグローブ座の狭さすごいありがたい。なんだか顔も髪も茶色かった(笑) やっぱりヒゲだった(笑) とにかく超人的な脚の長さ。あと、どっしりしてるんだけど腰回りが細く見えた。
カーテンコールは5回くらいで、最後はスタンディングオベーションだった。オールキャストではける時に、おじいちゃんの肩をたたくひがしさま可愛かったwww 孫みたいwww坂本さんはいっぱいお手振りしてくれた! サービス精神旺盛。あんなに拍手で手が痛くなったことないってくらい拍手が長かった。お客さんも落ち着いていて、マナーが良くていい現場だった。開演前に気合い入ったBBAばっかでこええwwとか思ってすいませんでした!!! でもトイレでメイク直してるおばさま方、手を洗う人に場所譲ってほしかったネ☆ だからあんなにトイレ混んでるんだよ☆
それにしても、すっぴんで平気な顔してTOKYOをうろうろしてる自分の女子力……だってあんまり変化ないからすっぴんでも親にメイクしてるだろ!って怒られるんだもん……。メイクしない方がマシな自分! 残念な顔面! 韻踏んじゃった!










余談ですが。
元モーニング娘。のリーダー兼エース、高橋愛ちゃんもこの舞台を観に行ったそうです。愛ちゃんが観たのは東山ヴィクター/坂本クリーチャーかな? 出演者の一人、木下菜津子さんとのお知り合い枠のようですが、ブログで坂本さんのお名前も出てるのでぜひ。ハロプロが生んだアイドル的ダンス表現の神がジャニーズのアクターたちを観たということに震えが止まらないです。


フランケン|高橋愛オフィシャルブログ「I am A… |Ameba (アメーバ) http://s.ameblo.jp/takahashiai-blog/entry-11726761346.html